SysTune
~ 世界で唯一ライブサウンドのインパルス応答測定が可能な測定ソフト
SysTuneは、特にライブSR用に開発され、2007年の発売以来、リアルタイム音響測定とチューニングのためのソフトとして世界のサウンドエンジニアに愛用されてきました。
今日では、ライブだけではなく設備音響のエンジニアの間でも、広く受け入れられています。
SysTuneには、StandardとProの2つのバージョンがありますが、ほとんどの基本機能は共通です。
※Proにしか搭載していない機能については、バージョン比較表(機能一覧)をご覧ください。
SysTuneの最大の特長は、入力信号のスペクトラム表示やシステムの伝達関数測定などの周波数領域の測定に加え、時間領域の測定が大きくフューチャーされていることです。
その真骨頂が、リアルタイム・インパルス応答測定です。
SysTuneは、サウンドシステムの持つインパルス応答の全長を、リアルタイムで測定およびポスト処理できる世界で唯一の音響測定ソフトウェアです※。
※特許技術:Real-Time Deconvolution (RTD™)。

インパルス応答には、サウンドシステムや部屋が持つ音響的挙動の全情報が含まれています。
インパルス応答の測定を可能としたことで、従来は周波数領域でしか確認できなかったスピーカー干渉や部屋の反射音の影響を、時間軸上で直接的に観察できます。
同時に、設備音響で重要なSTI(音声明瞭度)やRT(残響時間)なども測定することができます。
また、伝達関数測定時の宿命的な課題とも言える、突発性のノイズや風による影響を排除するSSAフィルター機能(特許)、EQなどの実機プロセッサーを使わないでもSysTuneだけでチューニングEQの最適値をシミュレーションできるVirtual EQなど、他社ソフトにはない独自の機能を多く搭載しています。

SysTuneの操作環境は極めてシンプルです。一つの画面にすべての機能は盛り込まれており、最小限の操作でスペクトラム分析から伝達関数やインパルス応答測定まで簡単に実行できます。

SysTuneは、チューニングのスピードアップや設備音響で必要な測定のために、以下のような独自機能が搭載されています。
- 伝達関数測定時の暗騒音や突発性ノイズの影響を除去するSSAフィルター™(パテント技術)
- スピーカーアラインメントのためのディレイ時間の自動計算
- 周波数に従って連続的に窓長を変化させるTFCウィンドウ™による伝達関数表示(パテント技術)
- 基準となる伝達関数からの差分表示~ノーマライゼーション(Proのみ)
- DSPチューニングの効果をシミュレートするバーチャルEQ
- 各国の音圧レベル規制に基づいたリアルタイム監視
- スマートフォンやタブレットからのリモートコントロール
- 音声明瞭度(STI)、残響時間(RT)、NC、ETC(エネルギー時間カーブ)の測定
- Lake Controller、d&b R1など、他社ソフトウェアとの連携
- 8ch同時分析、サンプリング周波数8~192 kHz
- 録音ファイルの音響分析(Proのみ)

