AFMG_Japan

About Us

AFMG(Ahnert Feistel Media Group)社と弊社(株式会社J.TESORI)についてご紹介です。
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シュテファン・フェイステル博士(代表)によるAFMG社の紹介

Mr.Stefan
「音響設計プロジェクトは、科学的根拠に基づいて実施する必要がある。そして、それらは常に詳細な現場分析と正確なコンピュータモデルを伴わなければならない。」 

この考えは、1982年に著名な音響学者のウォルフガング・アーネルト博士と理論物理学者のレイナー・フェイステル博士がコラボレーションを開始した、創設時の指針です。そして現在でも、それはAFMGのビジネス指針となっています。

この精神に基づいて、AFMGの創設者達と従業員は、プロオーディオおよび室内音響のアプリケーション向けに、幅広い測定およびシミュレーションソリューションを開発してきました。そして、私たちの最初の製品EASEの成功は、これまでの30年の歴史の中で、多くの関連製品の創造とサービスの成長につながりました。

今日、AFMGの測定およびシミュレーション製品は、何万人もの専門家によって使用されています。シミュレーションと測定結果の間の精度が高くなければ、5大陸の音響コンサルタント、音響エンジニア、音響システムメーカーによる幅広い採用は実現しなかったでしょう。私たちの技術バックグラウンドは、大学のサイエンス研究環境から生まれ、現在でも強力な研究指向を貫いています。優れた精度と信頼性を追求する継続的な取り組みは、100を超える出版物や論文、書籍や特許で文書化されています。研究を重視する理由で、私たちは、RWTHアーヘン工科大学の技術音響研究所や、ベルリン工科大学のオーディオコミュニケーションの議長など、主要な大学の音響学部とコラボレートしています。

オーディオと音響のコミュニティから寄せられるニーズに対して、理論的な背景を組み合わせることで、当社の製品の多くは業界全体に画期的なイノベーションをもたらしました。それは、PCによる世界初のリアルタイム可聴化、高解像度のラインアレイスピーカーのモデリング、フル長のインパルス応答による室内音響シミュレーション、FIRベースのビームステアリング、またはライブサウンドのリアルタイムインパルス応答測定、などです。

このことは、AFMGの全てのメンバーにとって最も重要なことです。お客様に価値をもたらし、最終的には、より優れた設計、設置、パフォーマンスを提供することで、お客様がより良い仕事を行えるようにします。AFMGのツールは、音響コンサルタントと音響エンジニアの能力を大幅に拡大し、世界中の何十億もの人々の日常生活を改善します。それは例えば、より明瞭な信頼性の高いアナウンスシステムを通じて命の危険を回避することかもしれません。それはまた、騒音公害を減らし、人々の労働環境と夜の睡眠を改善することかもしれません。そしてある時は、テクノロジーと創造性の魅力的な出会いにもつながります。私たちの技術は、人々に最高のエンターテインメントを提供するために、会場と音響システムを適切に設計します。

ただし、今日のAFMGの成功は、ソフトウェア製品の正確性と実用的な価値だけではありません。AFMGと世界のパートナーが提供する高品質の技術サポート、新しいユーザーに実践的な学習の機会を提供するトレーニングコースなどの活動が、私たちのソリューションをより良いものにしています。また、AFMGによってメンテナンスされているスピーカーとマテリアルの大規模なデータベースも重要なファクターです。

当社の30年の旅は必ずしもスムーズではありませんでした。もともとは、個人的な動機と音響への学術的関心に駆り立てられていました。しかし、最終的には、研究者とプログラマーをフラットな階層にするととともに、専門的な開発プロセスを導入し最先端の研究開発環境を備えるために、完全な変革を経なければなりませんでした。この変革のプロセスは、すべてのAFMGメンバーに大きなモチベーションと創造性の向上をもたらしました。この挑戦の結果は、今まさに実を結びつつあり、今後数年間で新しいソフトウェアツールとイノベーションが市場に導入されるでしょう。

これを書いている時点では、AFMGの主なフォーカスは、新しい技術プラットフォームでのEASE5の開発を完了することです。私たちは、ソフトウェアの新しいバージョンをユーザーにとって画期的なマイルストーンにするために懸命に取り組んでいます。私たちの永遠の目標は、世界中のお客様の信頼できるパートナーとして、より良い音とより良い音響システムに積極的に貢献することです。

シュテファン・フェイステル博士
2021年9月 ベルリンにて

以下の表は、1982年にウォルフガング・アーネルト博士とレイナー・フェイステル博士がコラボレーションを開始した以降の、AFMGが開発した各ソフトウェア製品の歴史を示しています(2022年1月現在)。

株式会社 J.TESORI(ジェイテゾーリ)は、プロフェッショナルオーディオ機器の製品開発や研究に長年携わってきた栗山譲二によって、2010年に創業されました。当初は、栗山の個人的な知識経験をもとに、音響機器メーカーへのコンサルティングを主とした活動を行っていましたが、2014年に栗山ゆかりが加わったことで活動の幅が大きく広がり、音響製品の製造と販売を手掛けるようになりました。また、社会人向け音響技術教育(J.TESORI Sound Workshop)という日本においては極めて珍しい教育事業にも挑戦を開始しました。

J.TESORIとAFMGとの出会いは、2014年に開催されたTOA株式会社主催の技術セミナーでした。AFMG社のシュテファン博士がメイン講師を務められ、講演会後に開催された懇親会でシュテファン博士と栗山は初めて出会いました。その後、メールを介した相互理解のプロセスを踏んだ後、2016年から日本総代理店としてAFMG製品の正式販売を開始するとともに、トレーニングプログラムをスタートしました。

私たちは「製品の持つ能力を正しくユーザーに伝えることが、製品販売において最も重要。」という理念に基づいた活動を行っています。結果として、栗山譲二は各AFMG製品の技術的基盤となる音響理論を主に、栗山ゆかりはソフトウェアのオペレーションを主に、二人三脚で製品を紹介するとともにユーザーサポートに努めています。また、トレーニングプログラムについては、内容をより正確に、より分かりやすくするために、常に改善を図っています。

J.TESORIは、日本のあらゆる場所の音響をより良いものにすべく、音響コンサルタント、音響エンジニア、音響システムメーカーに対して、AFMG製品を正しく届ける努力を継続していきます。

シュテファン博士と共に(2018年ベルリンにて)
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