本セミナーでは、EASE FocusやEASEなどAFMG社の音響シミュレーションソフトやスピーカーメーカー各社で使用されている代表的なスピーカーデータフォーマットGLL(Generic Loudspeaker Library)の基礎知識と、GLLデータ作成用ソフトSpeakerLab操作の基本を身につけます。
セミナーは、音響シミュレーションとスピーカーのデータ化の歴史からスタートし、GLLフォーマットが生まれた背景を理解します。
そして、GLLフォーマットの全体像、GLLデータの構造、GLL Viewer(フリーソフト)を使ったGLLデータの確認の方法、SpeakerLabを使ったGLLデータ作成の手順と進んで行きます。
特に、音響シミュレーションの予測精度に大きく関わるスピーカー音響特性が、どのように測定され、どのようにGLLデータに取り込まれるのか、その仕組みと実際の音響測定時の留意事項について詳しく解説します。
SpeakerLabはGLLデータ作成だけではなく、スピーカー設計の強力なツールにもなります。
スピーカーのプロトタイプを製作する前に、クロスオーバーやFIRフィルターなどを組み込んだ結果をバルーン表示させるなど、様々な特性の確認ができます。
例えば、指向角度のアイソバーやビーミング特性の結果予測などを簡単に表示することができます。
セミナー後半では、GLLデータの作成実習※を行います。シンプルなスピーカーであれば、GLLデータをご自身で作成できるようになります。実習で作成したGLLデータはEASE Focusですぐに確認できます。
※SpeakerLabの試用版と、EASE Focus用認証ファイルを事前配布いたします。
受講対象は、スピーカーを使った電気音響シミュレーションソフトをお使いの方であれば、どなたにも有用です。
特に、普段EASEやEASE Focusで音響シミュレーションをされている方には、GLLデータの中身を知る貴重な機会です。
もちろん、メーカーやエンジニアリング会社において、スピーカー設計や企画に従事されている方には、SpeakerLabを使ったGLLデータ作成入門として最適です。
※本コースは、「SpeakerLab+FIRmakerオンライン LIVE! トレーニング」の内容から、FIRmakerの解説を割愛し、GLLデータに関する項目をさらに充実させた内容となっております。
本セミナーはAFMG社公認です。
講師は、音響技術教育の第一人者である株式会社J.TESORI代表の栗山譲二が務めます。豊富な知識経験を元に、物理・心理・信号処理・エレクトロニクスなど様々な角度から受講者にアプローチします。
※終了いたしました。次回のご参加をお待ちしております。
日 時 | : | |
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講 師 | : | 栗山 譲二(株式会社J.TESORI代表) |
受講対象 | : | 以下のような方に最適です。
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定 員 | : | 20名 ※定員になり次第締め切りさせていただきます |
教 材 | : |
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受講料 (税込み) | : | 11,000円 |
※カリキュラムは予告なく変更になる場合がございます