各層のマテリアルと厚さを指定することで、壁、床、天井の構造のモデリングを行うことができます。
吸収体、穴あきパネル、プレートの3つのタイプに分けられた、マテリアルデータベースを搭載しています。
また、既存のマテリアルデータを変更、あるいは新たにメーカーから供給されたデータを入力することで、新しいマテリアルを簡単にデータベースに加えることができます。
吸収体は、ISO / DIN EN 12354、Mechel、Bies、Komatsu、Miki、Delany-Bazleyなどのモデルから選択ができます。
シミュレーション計算は、マテリアルの寸法を指定した後、オープンバックを使用した透過計算、またはリジッドバックターミネーションを使用した吸収計算が可能です。計算は、10 Hz〜20kHzの周波数範囲内で行います。
入射音については、自由音場での入射角度の調整、あるいは拡散音場での入射が選択できます。
結果は、周波数に依存する吸収係数と反射係数、透過損失、複素入力インピーダンスのグラフ表示ができます。また、ALPHAw、NRC、Rw、STCなどの広帯域音響量も表示します。
表示のスムージング、軸のスケーリング、周波数分解能の変更、異なるシミュレーション結果を比較するためのオーバーレイ機能、複数の構造体の同時検査機能も搭載しています。
EASEやその他のAFMGシミュレーションソフトウェアに、マテリアルデータをエクスポートできます。
シミュレーション結果の全てのデータを、PDFやリッチテキストなどの編集可能な形式、およびBMPやPNGなどのさまざまなビットマップ形式でエクスポートできます。