測定音源として、スイープ、ランダムノイズ、正弦波、外部インパルス、カスタム信号、MLS、TDSスイープなどを搭載しています。
解析パラメーターとしては、時間領域での表示、周波数領域での表示、ISO3382に準拠した室内音響パラメーター(EDT, T10-30, D50, C80, CT, MTF, STI)、電気音響パラメーター(Direct SPL, Total SPL, L50, Arrival Time, AlCons)、実効値(RMS)、ノイズレベル、クレストファクター、歪などがあります。
EASERAには、測定のセットアップが極めて容易にできるガイダンス機能があります。
シングルFFT、デュアルFFT、TDSなどの測定タイプを選択すると、オーディオインターフェースをどれにするかプログラムが聞いてきます。
設定後は測定信号の選択画面に移り、そこで測定信号のライブラリから一つを選択すると、次は再生音量のレベル調整の画面になります。
実際に音を出し、マイクロフォンで収音して、再生システムとマイクロフォンのレベルを合わせれば、それで測定準備完了です。
測定のセットアップそのものをプログラムがガイドしてくれる機能です。
例えば、Room Acoustic Measurementを選び、①どのような部屋か(スタジオ、教会、ホール…)、②ノイズフロア、③ノイズの種類、④測定タイプ(インパルス応答、ETC、周波数応答、RT、STI…)、とプログラムが聞いてくる順に選んでいけば、測定信号(音源)の種類、測定信号の長さ、アベレージング回数などを教えてくれます。
Acceptすれば測定準備完了です。
EASERAは、さまざまな測定形式と測定用音源をもっていますが、TDS/TEF測定ができることは大きな特長です。
TDS(Time Delay Spectrometry)は音響信号解析の手法で、TEF(Time Energy Frequency)はTDSを基礎として生まれた測定技術あるいは測定器のことを指します。
ノイズが存在している環境でも信頼性のある音響測定が可能で、例えば無響室ではない環境でも、スピーカーの伝達関数やインパルス応答を極めて精度よく測定することが可能です。
EASERAのTDS/TEFモジュールは、TEF25というハードウェア測定器と同等の性能をソフトウェアで実現しており、全てのASIOドライバーをサポートしています。
POLARSは、スピーカー測定のためのソフトウェアです。
特にEASE用スピーカーデータであるGLLデータの測定に適しています。
指向特性(バルーン)測定のための自動化機能を備えており、以下のメーカーのロボットを制御することができます。