※お申込み受付けを終了しました。
本セミナーは、ご好評をいただいておりますEASE43Daysセミナーのオンデマンド版です。多少の改修はしておりますが、内容は、過去の対面、オンラインセミナーと同じですが、ビデオはテーマごとに別々に構成されていますので、ご自分のペースで自由に視聴し学習いただけます。
ご受講対象は、従来のセミナーと同様、主に、EASE4初心者の方や、EASE4を使いこなせていないとお感じの方です。
ただし、セミナー用のEASE 4 試用版の配布はいたしませんので、すでにEASE 4をお持ちの方、組織で所有されている方にお勧めします。
EASE 4 の難しさは、何と言っても部屋のモデリングです。具体的には、作図自体が極めて煩雑だということ、作図後に行う音響的なルールのチェック(部屋が閉じているかどうか)がなかなかクリアできず、音響シミュレーションに進めないことです。
現在、EASE 4を所有している方々も、主に作図でつまずいてそのまま使えない状況に陥っているケースが多いと聞いていますが、このオンデマンドビデオトレーニングをご視聴いただければ、作図の基本スキルを確立し、EASE 4の操作を自信をもって行うことができるようになります。
なお、EASEには、昨年バージョンアップリリースされたEASE 5があります。EASE 5は、直感的なユーザーインターフェースに加え、最先端機能の追加や様々なワークフローの効率化が図られており、もちろんEASE 4で実証済みの計算アルゴリズムにより極めて高精度な音響シミュレーションが可能です。
操作面や機能面以外のEASE 4とEASE 5の違いは、EASE 5がサブスクリプションソフトなのに対し、EASE 4は、OSとの互換性が保証されている間は永久に使える買い取り型のソフトウェアということです。
セミナーでは、EASE4が持つ機能と、使い方に関する基本のすべてが学習できます。
加えて、音響シミュレーションが初めての方のために、残響時間の計算や音線法の原理など、基礎音響理論についても分かりやすく解説しています。
さらに、EASE Focusでも使われている、最新のスピーカーデータフォーマット“GLLファイル”についても触れています。
受講者はEASEをインストールしたWindows PCと、講師の解説を見るためのパソコンあるいはタブレット等を用意することで、セミナーを視聴しながらEASEの操作を習得できます。オンデマンドセミナーですので、期間中は何度でもお好きなペースで学習することが可能です。
本セミナーは、EASE4初心者の方やすでにお使いの方が、反射音や残響を含めたスピーカーシミュレーションを学習する絶好の機会です。
セミナー修了時には、EASE4を使っての音響シミュレーション業務をスタートする準備が整います。
また、セミナーで使用したスライドや各種EASE関連データは、ご受講前に配布しますので、予習復習や継続的学習が容易です。
講師は、音響技術教育の第一人者である株式会社J.TESORI代表の栗山譲二が務めます。
1. | イントロダクション (約26分) | 概要 | 何ができるのか、条件 |
ワークフロー | 作図からシミュレーションまでの作業の流れ | ||
2. | 室内音響の基礎 (約33分) | 吸音率、散乱、残響時間 | 定義、計算方法 |
室内音響パラメータ | T30、STI、暗騒音、NC、EDTなど | ||
3. | モデリングの基本1 (約2時間) | 基本要素 | Vertex、Edge、Faceなど |
作図の基本操作 | 立体的な部屋を作る | ||
作図の実際 | 部屋を閉じる | ||
作図エラーを起こさないための注意点 | |||
4. | 部屋情報 (約22分) | 残響時間 | 残響時間の計算と表示 |
5. | スピーカー (約45分) | フォーマット | SPKデータとGLLデータ |
配置 | エイミングと調節音のカバレッジ | ||
6. | EASE4のファイリング (約27分) | ファイル構造 | 各種EASEファイルのディレクトリー編集とPack Project |
7. | シミュレーション場所の設定 (約16分) | オーディエンスエリア | オーディエンスエリアの作成と注意 |
リスナーシート | 詳細分析の場所(ポイント)の設定 | ||
8. | Standard Mapping (残響時間ベース) (約1時間21分) | シミュレーションの手順 | スピーカー、場所の選択、ノイズの入力 |
結果のマッピング | 表示画面の見方、編集の仕方 | ||
音響パラメータ | 意味と見方の解説 | ||
Area Mapping(2D) | 使用方法と見方 | ||
エラー | エラー例と回避方法 | ||
9. | オブジェクトとテーブル (約21分) | オブジェクト | 複数要素の一体化、設定方法 |
テーブル | 要素の一覧表、編集方法 | ||
10. | モデリングの基本2 (約20分) | 複雑な形状のモデリング | 3D形状使用例 |
テンプレート使用例 | |||
11. | マテリアル (約17分) | データベース | オリジナルマテリアルの作成方法 |
12. | データインポート/エクスポート (約14分) | AutoCADとSketchUp | IMEXモジュールの使い方 |
13. | STI (約18分) | EASEのSTI予測 | STIの基礎、インパルス応答を用いた予測 |
14. | 幾何音響による音響シミュレーション (約1時間22分) | 幾何音響学の基礎 | 残響時間ベース(統計音響理論)との違い |
音線法と鏡像法 | |||
EASE独自のハイブリッド手法について | |||
Ray Tracing | 音線の条件設定、音線の追跡、結果の確認方法 | ||
Ray Tracing Impacts | 音線のインパクトとは、音線の条件設定、場所の設定 | ||
レフレクトグラムとは Probeによるレフレクトグラムの表示と分析 | |||
15. | 可聴化(EARS) (約1時間7分) | バイノーラル可聴化とは | バイノーラルインパルスレスポンスについて |
可聴化デモ、操作方法 | |||
トランスオーラル処理について | |||
16. | AURA (約54分) | Aura Mapping | AURAとは |
音線を用いたAURAマッピングの動作原理 | |||
散乱の考慮 | |||
Aura Response | Ray Tracing Impactsとの違い、操作手順、結果表示 | ||
17. | 総括 (約12分) | シミュレーションの特徴 | 貴方に最適な音響シミュレーションは? |
視聴期間 | : | 2024年2月1日(月)~4月30日(火)(3ヶ月間) |
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視聴時間 | : | 約11時間(動画は各セクション毎に分かれています) |
講 師 | : | 栗山 譲二(株式会社J.TESORI代表) |
受講対象 | : | EASE4をお持ちで、使いこなせていないと感じている方 |
教 材 | : | 事前配布
|
受講料 | : | 55,000円(税込み) |
※お申込み受付け締切りは、2024年1月20日(土)の予定です
既受講割引き
弊社が過去に開講のEASEセミナー※をご受講の方がお申込みの場合、22,000円(税込み)でご視聴いただけます。
※2017年11月から2022年9月まで開講の、対面、オンライン、全てのEASEセミナーが対象。EASE Focus 、EASE Evac、EASE 5などEASE 4 以外のソフトのセミナーは対象外です。
本セミナーにはEASE 4 の試用版は付随いたしませんので、今EASE 4 をお持ちか、近日中にご購入の予定がある方に、ご受講をお勧めいたします。
そうでない方は、EASEの新バージョンであるEASE 5のセミナーをお勧めいたします。
本コースは、3ヶ月間ご視聴いただけますので、その間、じっくり自習していただけます。また、メールでご質問もいただけますのでご安心ください。
どんなソフトでも同じですが、まずは使って慣れていただければ、早くお使いいただけるようになると思います。
対面およびオンラインでのEASE 4セミナーの今後の開催予定はありません。
EASE 4のセミナー受講ご希望の方は、本コースにご参加ください。
対面やオンライン同様、まずは最初から順番に動画をご視聴いただくのをお勧めいたします。
動画はカリキュラム毎に分かれていますので、その後は、必要な動画のみ復習いただけます。
作図やシミュレーションは、実際にやってみていただくパートも多いので、ご自身で操作しながら、随時動画を停止してチャレンジしてみてください。