EASE、EASE Focus、EASE Evac、EASE Address、およびAFMG FIRmakerで使用するGLLスピーカーモデリングデータを作成、編集、特性の表示を行います※。
※GLL データの表示は、GLL Viewerというフリーソフトでも可能です。
EASERA、MLSSA、MonkeyForestなどの一般的な測定プラットフォームからインパルス応答あるいは複素周波数応答の測定値をインポートします。
高解像度の振幅および位相の指向性データを使用して、ポイントソーススピーカーだけではなく、ラインアレイスピーカーを正確にモデル化します。
大気圧の温度、湿度、および空気吸収の影響の有り無しの設定、任意の距離、角度分解能の設定、などの条件でスピーカーの応答特性を計算します。
極座標グラフ、指向性マップ、ビーム幅グラフ、軸外伝達関数、軸外応答など様々な特性表示が可能です。
IIRやFIRなど、様々な異なるタイプのデジタルフィルターを、個々のスピーカーユニットやスピーカーシステム全体に適用し、GLLデータに組み込むことができます。
スピーカーに複数のフィルター(クロスオーバーやEQ)を組み込み、エンドユーザーが選択できるようにします。フィルターの詳細はGLL内に隠されたままなので、エンドユーザーがフィルター特性を変更することはできず、スピーカーメーカーはGLLデータ内のフィルターを安全に運用することができます。
以下のGLLデータの例では、Highソース用に入力フィルターを3種類組み込んでおり、エンドユーザーはGLL ViewerやEASE Focusなどを使って3種類の入力フィルターを選ぶことができます。
下の図は、SpeakerLabで3種の入力フィルターを設定している様子です。
次の図は、1つ目のハイパスフィルター特性例です。SpeakerLabでのみ設定が可能で、エンドユーザーはアクセスできません。
単一入力(パッシブフルレンジ操作)やマルチチャンネル入力(バイアンプや外部チェンネルディバイダーによるマルチチャンネル駆動)を可能にする、様々な入力構成を設定できます。
GLLデータの様々な構成内容は、GLLコンフィギュレーションファイルとして保存と呼び出しが可能です。
エンドユーザーは、あるAFMG社のソフトウェア上で操作したGLLデータを、コンフィギュレーションファイルとして他のAFMG社のソフトウェアにエクスポートすることができます。
例えば、EASE Focus上で作り上げたラインアレイの構成を、簡単にEASEで再現することができます。
また、コンフィギュレーションファイルは、SpeakerLabを使ってプリセットとしてGLLデータ内に組み込むことも可能です。
シングルソースあるいはマルチソース、様々なクロスオーバーフィルター、スペクトルが異なる様々な基準信号などを考慮し、スピーカーシステム全体の最大音圧レベルを計算します。
複数のスピーカーユニットの動作をシミュレートし、スピーカーシステム全体の音響予測を行うことで、ユニットの最適配置やクロスオーバー特性の検討ができます。また、点音源に加えて理想的なピストン音源や線音源を使ったシミュレーションも可能です※。
※SpeakerLab Proのみ