本セミナーは、ご好評をいただいておりますEASE3Daysセミナーのオンライン版です。対象は、従来の対面セミナーと同様、主にEASE初心者の方です。
セミナー内容は、ハンズオンの実習指導を除けば従来のセミナーと同じで、EASE Standardが持つ機能と使い方をすべて学習します。
加えて、音響シミュレーションが初めての方のために、残響時間の計算や音線法の原理など、基礎音響理論についても分かりやすく解説します。
さらに、EASE Focusでも使われている、最新のスピーカーデータフォーマット“GLLファイル”についても触れます。
本セミナーには、受講者へのEASE Standardのオプションを含めたEASEフルパッケージ(30日間の期限付き)の事前配布、テキスト等の資料の事前配布、受講者へのEASE購入特典などが付属します。
受講者はEASEをインストールしたWindows PCと、講師の解説を見るためのパソコンあるいはタブレット等を用意することで、解説を聴きながらEASEの操作を習得できます。もちろん、1台のPCでも受講は十分に可能です。
Day1は、EASEで何ができるのかの確認と共に、音響シミュレーションの原理、そしてEASEを使った会場作図の基本を学びます。
会場作図については、受講者が講師をフォローできるように、一つ一つゆっくり丁寧に講義を進めると共に、誤った作図をしないための注意点、エラーの検知や回避方法を学びます。
後半は、スピーカーフォーマットの解説の後、会場にスピーカーを配置し、エイミング(照準ライン)や直接音のカバレッジ確認を行います。
Day2は、いよいよ音響シミュレーションです。まず、シミュレーションの結果を表示する(マッピング)オーディエンスエリアの設定をします。次に、鳴らすスピーカーを決定して、音響シミュレーションを実施します。
Day2で学習する音響シミュレーションは、スピーカー直接音に加え、会場の残響時間を元に計算された間接音を予測して行われるものです。その結果を使って、各種音響パラメータの分布を会場図にマッピングする際の、操作方法や見方について学習します。
また、少し高度な会場作図方法や、マテリアルを自作する方法なども学びます。
Day3は、EASEの真骨頂ともいえる音線法による反射音を含めた音響シミュレーションについて、基本原理の学習の後、EASEの各種音線法を用いたシミュレーションモジュールの使い方について学びます。
また、残響時間と音線法を組み合わせたシミュレーションも学びます。
次に、EARSを使ったバイノーラル可聴化の原理と使い方を学習します。
最後に、EASEのシミュレーションモジュールで、使いやすさ・予測精度・スピードの点で最も優れたAURAの使用方法をご紹介します。
本セミナーは、EASE初心者の方やすでにお使いの方はもちろん、これまでEASE Focusやスピーカーメーカーソフトで直接音のみのシミュレーションを行ってきた方が、反射音や残響を含めたスピーカーシミュレーションを学習する絶好の機会です。
セミナー修了時には、EASE Standardによる音響シミュレーション業務をスタートする準備が整います。
また、セミナーで使用したスライドや各種EASE関連データは、受講前に配布しますので、予習復習や継続的学習が容易です。
本セミナーはAFMG社公認となっており、修了時にはEASE基礎エンジニアの認定書が贈られます。
講師は、音響技術教育の第一人者である株式会社J.TESORI代表の栗山譲二が務めます。
※終了いたしました。次回のご参加をお待ちしております。
日 時 | : | (全21時間 休憩含む) |
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講 師 | : | 栗山 譲二(株式会社J.TESORI代表) |
受講対象 | : | 以下のような方に最適です。
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定 員 | : | 15名 ※定員になり次第締め切りさせていただきます |
教 材 | : | 事前配布
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受講料 | : | 88,000円(税込み) |
受講後30日以内に、弊社よりEASE Standardをご購入いただくと、製品代金の10% をディスカウントします。
※1 1度のご受講につき1ライセンスの適用です。
※2 お申込み後、自動的に割引価格でご案内メールが届きます。
Day1 | |||
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1. | EASEのイントロダクション | 概要 | 何ができるのか、条件 |
ワークフロー | 作図からシミュレーションまでの作業の流れ | ||
2. | 室内音響の基礎 | 吸音率、散乱、残響時間 | 定義、計算方法 |
室内音響パラメータ | T30、STI、暗騒音、NC、EDTなど | ||
3. | 会場作図 Ⅰ | 基本要素 | Vertex、Edge、Faceなど |
作図の基本操作 | 立体的な部屋を作る | ||
4. | 会場作図 Ⅱ | 作図の実際 | 部屋を閉じる |
作図エラーを起こさないための注意点 | |||
5. | スピーカー | フォーマット | SPKデータとGLLデータ |
配置 | エイミングとカバレッジ | ||
6. | 部屋情報 | 残響時間 | 残響時間の計算と表示 |
Day2 | |||
1. | シミュレーション場所の設定 | オーディエンスエリア | マッピングを行う面の設定 |
リスナーシート | 詳細分析の場所(ポイント)の設定 | ||
2. | Standard Mapping (残響時間ベース) | シミュレーションの手順 | スピーカー、場所の選択、ノイズの入力 |
結果のマッピング | 表示画面の見方、編集の仕方 | ||
音響パラメータ | 意味と見方の解説 | ||
3. | 会場作図 Ⅲ | Object | 複数要素の一体化、設定方法 |
Table | 要素の一覧表、編集方法 | ||
3Dテンプレート | ひな型モデル、使用方法 | ||
4. | スピーカー | 複数のスピーカーの合体 | オリジナルクラスターの作成方法 |
5. | マテリアル | データベース | オリジナルマテリアルの作成方法 |
6. | ファイリング | ファイル構造 | 各種EASEファイルのディレクトリー編集 |
Day3 | |||
1. | STI | EASEのSTI予測 | STIの基礎、インパルス応答を用いた予測 |
2. | 幾何音響の基礎 | 幾何音響学の基礎 | 音線法と鏡像法 |
EASE独自のハイブリッド手法について | |||
3. | Ray Tracing | 目的、操作手順、結果表示 | 音線の条件設定、結果の確認方法 |
4. | Ray Tracing Impacts | 目的、操作手順、結果表示 | 音線の条件設定、場所の設定 |
Probeによるレフレクトグラムの表示と分析 | |||
5. | 音線法と統計音響理論の組合せ | Standard Mapping with Reflections | 基本原理、シミュレーション条件の設定 |
6. | 可聴化(EARS) | バイノーラル可聴化とは | 可聴化デモ、操作方法 |
7. | AURA | Aura Mapping | 音線を用いたマッピングの動作原理 |
Aura Response | 操作手順、結果表示、Ray Tracing Impactsとの違い | ||
8. | 図面のImport/Export | AutoCADとSketchUp | IMEXモジュールの使い方 |
9. | 総括 | シミュレーションの特徴 | 貴方に最適な音響シミュレーションは? |
※セミナー内容は、都合により予告なく変更する可能性があります